韓国青年たちとのひととき

今日は31日。韓国の青年たちとの会食は30日ではなくて、31日でした。すみません、間違えちゃって。
青年たちが事務所に来たのは約束の時間より、15分ほど前でした。遅刻はしませんよ。

まだ仕事が済んでいなかったボクなので、ふたりの青年をその場では挨拶できません。
青年は几帳面に友だちと挨拶をしている様子で、楽しそうな会話が聞こえています…。
残りの仕事を片付けてから、ようやくご挨拶です。まずは覚え立ての韓国語で、
「アンニョンハセヨ」
と言ったら、ふたりとも笑顔で
「アンニョンハセヨ」
と、ご挨拶がお国のことばで帰って来ました。なんか、いいです、幸先が。

夜7時。仕事の疲れが残っていても不思議ではないのに、相変わらずふたりとも姿勢がいい。
集合したのはビト吉にマチャコさん、シュウちゃん。
早速、予約した代官山のレストランへ。ほんとうは行きつけの大塚にあるお寿司屋さんに行く予定でした。近くていいだろうと…。ところが予約した人数より参加人数が多かったため、席が取れません。で、急遽代官山に変更です。

クルマを運転したのはビト吉。ボクは助手席で、韓国にいるメル友さんが教えてくれた韓国語の暗記です。ボクのクルマはたばこの臭いがするので、お客様はマチャコさん運転のお車へ。

代官山にしたのは、ハン・ヒョジュさん(「春のワルツ」のヒロイン)が日本に来ると、立ち寄る場所とのことでここにしました。まあ、確かに代官山は繁華街とは違って、ちと、落ち着いた場所ですから。
店に入った青年たちも、キョロキョロして楽しそうです。
ここがNYなら、「Did you like it? 」か…、やっぱりボクは「like it?」って言うだろうなあ。
「気に入った?」とは、韓国語でなんて言うのか…さっぱりわかりません。そこで、アンチョコを見直して、
「チョアヘヨ?」と言うと、なんと「いいですね」と日本語で返事してくれました。これでいいのかなあ?? まあ、通じたと言うことにしましょうか、自信はありませんが。ハン・ヒョジュさんたち韓国女優さんたちもこの代官山には遊びに来るようですよ、と教えてあげたら、「そうですか」って一層観察に力がこもっていました…。

ボクたちが到着したと同時に、ネモコが現場集合で合流。
注文しましょうか。
ボクは帰りの運転があるので、アイスティー。もちろん、ストレートで。
ここでも覚え立ての韓国語で
「メチュオッテヨ?」
ビールを飲みませんか? と、聞いてみたら
「もちろんいただきます」との返事です。いい感じです。ビト吉が「あ~っ、ボクも」だと。
サラダ4つにサーモンの薄切りサラダ、アンチョビとオニオンのピサ(これ、1つはボク担当)2つ。それとマルゲリータともうひとつなんかのピザ。パスタは3種類だけど、これはビト吉がチーズがダメなので、勝手に注文していました。チーズがダメ、とのビト吉の特技が青年ふたりに笑いを誘いました。
ここでも、あいつはシアトル同様「主役の座」から降りようとはしません。まったく! 日本の恥ですよ…。

ネモコが調子づいてきました…。
「韓国サイト見てますよ」だの「ソウルに言ったことがありますよ」だのと、話が盛り上がってきました。
日本料理で何が好き? との質問で「鍋が好きです」とはおとなしい青年。こちらはまだ日本に6ヵ月だそうですが、なかなか日本語が上手です。「いや、まだまだです」と謙虚です。
もうひとりの青年は2年以上日本にいます。この青年は日本語が上手です。会話に苦労することはなさそうです。

ここで覚えた韓国語は、以下の通りです。忘れないうちに書いておきましょう…。
食べる:ボッタ(と、ボクには聞こえますが)
食べますか?:ボッケスミカ?(と、ボクには聞こえますが)
ありがとう:コマサハムミダ。カムサハムミダ。(と、ボクには聞こえますが)
よろしくね!:チャイプタケ!(と、ボクには聞こえますが)
よろしくお願いします:チャイプタカムミダ(と、ボクには聞こえますが)
またねぇ~~:タウメトバ

野球の話になったり、彼らのスポーツの話題に飛んだり、ふるさとのことになったり、休みの日のことになったりと、なんだかんだと話が止まらず、会話が踊り続けます。

このレストランは禁煙なので、外に出て一服です。すると、日本語が上手な青年もボクの後に、一緒についてきました。夜の代官山の道ばたで、ふたりで立ち話です。
「マサミさんの生まれたところはシブヤなんですね、聞きました。小学校はなくなって、デパートになったようですね」「ええ、そうなんですよ」と答えた後でした。
その青年が、
「こんなに親切にしてくれてありがとうございます。シブヤに来たら、私はきっとマサミさんを思い出します…。ありがとうございます」
だと。どうしましょうか…この感動的な…まっすぐなことばにボクは思わず目頭が熱くなっちまったではありませんか…。たいしたこともしてあげられないのに、ねぇ。どこにでもいるただの韓国ドラマ狂ってだけなのに、ボクは。

確かに、異国で生活をしていると無性に「人恋しくなる」ものです。ボクがNYで生活をしていた時もそうでした。彼らとてボクと同じでしょう。いくら、ルームシェアしてふたりでいるとはいえ、新しい友だちはほしいもの。
話が通じないかも知れない、でも、ひとりで大都会で生活していると余計にもの悲しくなります。ボクはNYで、彼らと出逢って、アメリカ社会での現実を、様々学びました。その学習はボクにとっては学校では学べない大変貴重で尊い体験でした。「自由と愛」を学ぶことが出来たのは、彼らNYッ子のほかにも、アメリカ各地で出逢った彼らがボクと関わってくれたおかげです。生きるってなんなのか、ことばとはなにか、…その本質にボクを誘ってくれたのは、言語が違うアメリカでの出逢った人々のボクとのかかわりでした。

韓国の青年ふたりとの人間関係は、これから、です。
「また、会ってくれますか?」と尋ねたら、「うれしいです。また、誘ってください」だって!
「よぉし、今度はもっと友だちを紹介してあげますからね」
すると、ネモコがこういいました。
「この人、ホント友だちが多いから、あきませんよ絶対に。保証しますから」
と、言った後、ここでまたしても覚え立ての韓国語で、
「ネガ サルッケヨ」
って、言ってみました。
そしたら、ふたりで、
「いいんですかぁ…」
「ケンチャナ!」と、答えました。はたして、正しい韓国語になっていたのか…なんとなく、通じていたようなのですが、わかりません。

今晩のデザートはたいしたことがなかったけれど、ふと時計を見ると、おやおや、もう11時です。
明日もお互いに仕事のある身。今晩はこれにて、お開きにしましょうか、ねぇ。みんなで一路、板橋方面へ。青年たちもたばこを吸うことがわかったのでボクのクルマに。巣鴨で彼らふたりを降ろして…、

「タウメ トバヨ」

ふたりとも、笑顔でペコンと会釈してくれました。

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…まさみ…
by masami-ny55 | 2009-04-01 02:23 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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