浅草寺の「大吉」

今年初めての仕事が一段落した今日の昼下がり。無性に「ウナ重」が喰いたくなった。
京都から来た叔母様とはもう10数年の仲。
「どうだい、浅草にでも行きませんか」と、やんわりとお誘いしたところ、「ひと仕事済んで、大きな成果を創りはったんやから、今日は私におごらせてくれますか」と、来たもんだ。ガッテン承知、の呼吸です。

子供の頃から通っている「つるや」に直行。座ったとたん「特上でおねがいできますか」と仲居さんに。さすがは京都の叔母様、わかっておられます。ボクはここ数日間、さほど食事をしていなかったので一気に食欲が増して、顔なじみの仲居さんに「今日はごはん大目にしてよ」ってことになりました…。

食べながらふと気がつきました。
「あっ、浅草寺は今年初めてだわ、さ。折角だからお参りしましょう」

平日とはいえ、そこはそれ、浅草のこと。相変わらずの賑わいです。お参りを済ませたら叔母様が
「おみくじは?」
んーー、実はボク。ガキンチョの頃から浅草に来ていますが、新年早々のおみくじはさほど良い札を引き当てた例しがないのですよ。東照宮は一昨年を除いて毎年けっこうなお札を頂けているのですが、ここ浅草寺のおみくじは、…きびしい。
それでも叔母様は「やってみんことにはわかりません。今年は違うかもしれへんし」
…京都弁が似合わない浅草で、こんな押し問答をしてもはじまらない。
竹の細棒が詰まったおみくじの筒をガラガラ回していたら、ボクの前にいたふたりの女性は、ふたりとも「凶」だったと嘆いています。折角の着物姿がさみしそうです。そんな人たちの中でボクが引いて出た数は、86番。引き出しからお札を頂いたらなんとまあ「大吉」でした。浅草寺でこの札を引いたのはいままでには…、覚えがない。初めてのことだろうと思います。一緒にいたヤッチャンが「スゴイじゃないですかぁ」とはしゃいでおりました。

そんな帰り道。いつものとおり浅草・興伸によって「大学いも」を。仲間たちへのお土産です。
みんなが喜んだのはいつものお土産よりも、「浅草寺の大吉」の話題でした。
仲間たちは大笑い。大受け、です。「ぼろ会社が発展するかもねっ」だの「やっとこさ、良いニュース」だの「無心がいいのですよ!」だのと、大学いもをほおばりながらちっちゃな職場に笑い声が響きます…。

そして、夜のことです。「冬ソナのユジン」も負けそうな「涙の女王」とあだ名されるマキちゃん。とにかくこの人、うれしいと泣き、楽しいと言っては涙し、感激するとぼろぼろになって涙するのです。で、このマキちゃん、おまちどお様の今年の初涙は、これです。
「おとうとが…弟が…、このまま続けてくれるとメールしてきました。ありが…とう…ござ…い…まし…たぁ…」
うれしい時に泣けるって、これはもう「特技」でしょう。ホント、すごいです、マキちゃんは。この電話を聞いて、またみんなは大笑い。
「よかったねぇ、マキちゃん」

これがきっと「大吉」ってことなんでしょうね。

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…まさみ…
by masami-ny55 | 2009-01-14 00:38 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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