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出逢った言葉たち…

日曜日の朝 渋谷は 人がたくさん。ボクは それだけで ウキウキです。
7時より前に 家を飛び出して ドロの坂を走って登ります。
高台にあがって 向こうを 眺めると
オレンジと白と青がかった朝焼けです。
その下には 東横デパートが見えました。
屋上で 遊びました。金魚すくいとか して。

さあ、映画が始まる。ポケットに10円を入れて 友だちと今日見る映画の物語を予想します。
「錦ちゃんが二刀流使うって!」
「オレ、自転車がこわれた」
「あの駄菓子屋 スカばっかだよ」
「千代之介は錦ちゃんより強いのか」
「オレ、自転車がこわれた」
「だからこっちの駄菓子屋のほうが くじ当たるんだぁ」

日曜日 ボクたちは渋谷の王子様だった…

十年後の渋谷 朝 人はたくさん。でも、下を向いて歩く人たちが いた。
小学校は 壊された。デパートになった。
都電が いなくなって ハチ公が 動いた。そして、池が出来た。

さらに十年後 日曜日。ボクは 渋谷にいなくなった。
友だちも みんな いなくなった。
東横デパートは もう 東横デパートとは 言わなくなった…

渋谷で 朝焼けを 見ることは なくなった。

でも…
想い出たちが ボクの言葉の中で 生きています。
あいつらの顔と 小学校の先生と 東映マークと ハチ公と そして、あの都電たち。
みんな ボクの言葉の中に 消えることなく 生きています。

ボクのこと あいつらの言葉の中で 生きているとうれしいな…。
そう、ボク「まーちゃん」のことを、さッ!

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…まさみ…
by masami-ny55 | 2007-01-30 02:59 | 日記

「零の世界」って?

数字を漢字で記してみたら…
壱(壹)、弐(貳)、参(參)、肆、伍、陸、漆、捌、玖、拾…
捌く(さばく)が、「8」だったとは、ちょっと驚きです。

なぜわざわざこんな難しい文字を、簡単な記号で示せる数にあてたのか。改竄されたり、誤読されることを防ぐためだったといいます。
なるほど。理由を聞くと、納得できます。小切手や公文書の「一」に、また「ー」を書いちゃうとたちまち「二」。さらに「ー」を書き加えればその場で「三」に化けちゃう。
「一」や「二」が、簡単に「三」にもなりますね。なので、
こんなにややっこしい漢字で数を書いたら、もうどうにもなりませんね。悪戯はできない、という訳です。


ただ、不思議なことに…
これらの漢字をじっと見ていたら、ボクは「?」っと、思いました。
「0がないなぁ~~」って。
で、仕方がありません。キーボードに頼ってみました。
ボクの知っている「ゼロ」のつく言葉を打ち込んでみましょう、どんな漢字が、表示されるのか…
「ゼロ」のつく言葉ねぇ…なんか、ないかなぁ…
あっ、そうだ! つい最近の映画「男たちの大和」の…あれだ!
キーボードに「ぜろせん」と打ち込んで…それっ、変換!
そうしたら『零戦』と表示されました。『零』を辞書で調べてみました。

れい【零】
数量が全く無いことを言う語。ゼロ。

です。おお、まさしく「0」でした。「0」は「零」と書くんだ! 覚えちゃったぞ、うれしい発見です。
辞書君、PC君たち、あんがとう、ですよ!
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この零は、数量が全くないこと、というのでその状態をボクは連想してみました。身長も体重も無くなって…温度もなくなって、時間も消え去って、全部の波動が無くなって…あれこれ、とボクの頭の中で思いつく限り「零の世界」の想像です。
そうしたら、「数学的数量」だけの「0」ではなくて、自分の「零」ってなんだろう…って思い始めました。
数学上の「0」って、言葉の世界での「無の概念」と似ているのかもしれない…って思いました。

なにもない。なにもない世界…光も影もなく、感情もなく、思考もない…なにもない「零の世界」を想像することは臆病なボクには恐怖感も伴いましたが、そのうち次第に慣れて、想像がふくらんでいきます。
どんな世界なのかなぁ?って。

で、もう一度辞書に目を向けました。
「れい【零】
数量が全く無いことを言う語。ゼロ。」

じゃあ、ボクが勝手に定義してみよう。主語の「数量」に限定しないで、主語を変えてみよう、って。
「自分」「世界」「宇宙」…「こころ」…。面白くなってきましたよ。
この際です、「数量が全く無いことを言う語。ゼロ。」という定義を「全く無いを言う語。ゼロ」にしてみました…。「全く無い」だけが「ある」ってことかぁ!?
「ない」が「ある」を漢字にしてみると、「無い」が「有る」ではなくて、「無い」が「在る」!
変な日本語だなあ…だけど、そういう感じなのですよ、ボクの想像した世界って。

で、このとき「なにもない」の「零の世界」って、ひとつだけ確実な支えがないと「零」が生まれないんじゃないかなぁって、思うのですよ。「無い」という約束事というか、絶対の決まり事というか、なんて表現したらいいんだろう…ボクの貧弱な言葉を駆使して頑張って表現してみると、「零の秩序」って言い方です。

e0013640_1526742.gif「零」とか「無の世界」とは、「秩序」の上に成立しているって…気がするのですよ。
「無」や「零」は、「秩序」っていうお母さんがいないと、生まれてこない…んじゃないのかしら。
変な言い方だけど。

昨日まで、富士山が雄大に見えるところで友だちといました。2泊3日です。この時期にしては珍しく快晴の3日間でした。
デッカイお風呂場のデッカイ窓ガラスの向こうには、富士山がドカンと腰を下ろしておられます。
体の半分以上は雪で真っ白でした。空の青色に限りがありません。
「ねぇ、みんなでもっと富士山の近くまで行かない?」

温泉であたためた体から暖かさを逃がさないように厚着して、坂道を上がっていきました。


富士山の頂には白く細長い雲が、白布をたなびかせているかのように、かかっています。
動くことのない雄大な富士山と、限りなく計り知れない青い空と…ボクのちっちゃな深呼吸。


ボクの目の前に、「零の世界」が在りました。

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…まさみ…
by masami-ny55 | 2007-01-29 15:30 | 日記

雄琴の夫婦善哉

この三日間、関西方面に。さほどの成果もなく、先ほどアパートに戻ってきたばかり。
疲れているけれど、なにかいい映画でも見ながら寝たい気分です。


一昨日のことです。京都に着いたら、ベンツがボクを待っていた。
ベンツ! しかも、黒塗り、ですよ。

確かに、ベンツなんですが、Bクラスでしたぁ~。奥さんのマナミさんがお迎えです。
ご夫婦で小料理屋をやっている。京都大丸のすぐ側にこのお店があります。
もう…10年以上のお付き合いです。

「ねぇ、これメルセデスじゃん! スゴイねぇ。いつ、買ったの?」
「去年です。まだ3000キロです」

たばこは吸えないようだ。
「ダメだよねぇ?」
「かまいませんよ、私だって吸ってますから」

マナミさんは京都市内を東へとベンツを走らせる。
やがて途中、岡崎で用事を済ませ、コンビニでボクに缶コーヒーを買ってくれた。
「ハイっ! これでいいですか?」
「充分だよ」
山科から高速道路にあがる。

あたたかく甘ったるいコーヒーを飲みながら、車窓の右側を眺める。
はじめて見る琵琶湖なのだが、別に取り立てて書き加えるような…風景でもなかった。
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マナミさんの新居は琵琶湖湖畔の雄琴というところに建てた。
セキスイハイムの新居は、豪邸です。自転車が乗り回せるほど広々としたリビングには、50インチの液晶ビジョン。
他に目を見張る品物は、…別に見当たらなかった。食卓があった、だけだった。

2階にあがってみる…。部屋がいくつかあったけれど、…まあ、完成したばかりなので、飾り付けだの置物の類はこれからのふたりの努力…しだい、でしょう。

お風呂に入って…このお風呂は気に入った。湯船についているボタンを押してみたら、もの凄い音がして、湯船のお湯が泡だって、その泡が勢いよくボクの体にぶつかってくるではありませんか。
ジャグジー風呂、だそうです。
「ねぇ、マナミちゃ~ん。ちょっと来てょ~。この泡、どうやったら止まるのよぉ。もの凄いよぉ。コワイよぉ。止まんない…」
マナミちゃんが飛んできた。
「ここのボタンを押せばいいです」
「先に言ってよ、ねッ」
「ジャクジーするって言ってない!」
「…」

で、おもしろくて20分以上は湯船で遊んだ。
あがると、
「お腹減っちゃった。なんか、食べるの、ない?」
いただき物のカレーしかないと言うので、それを食べた。
「どうぉ、味は?」
「うまくない、これ…薬の味みたい」
「でしょ、でしょ。だれも食べないのよ、それ」
「誰が持ってきたのよ?」
「業者の人。ウチのお店でメニューにして欲しいみたい」
「…」

そうこうしているうちに、ダンナのタカシ君が帰ってきた。
お寿司を大量に作ってきた。もちろん、お刺身も。
「まさみさんが来たからには、ハマチのとびっきりを刺身にしてきましたから、ばんばん喰って…」
ヘンテコなカレーを出したマナミちゃんが後悔している。顔にそう書いてあるのがわかった。
ボクもまさかお刺身が来るとは…しまった!いま、お腹いっぱいだわ、どうしよう。
「しかしなんだねぇ、このテレビ。デカイねぇ。タカシ君、このテレビ、スゴイじゃない!」
「それだけが自慢です、ハイ」
「立派、立派。最高だよ!」
「刺身は…」
「んーーー、あとでいいんじゃないか…」
冷蔵庫にしまった。ホッとした。
「で、タカシ君。どんなソフトがあんのよ? 見せてよ」

ボクは決めていた。寝場所はリビング、50インチ液晶ビジョン前にフトンを敷くのだ、と。
いい映画のDVDソフトでも見ながら…そう思った。

「あの…ですねぇ…ソフトは、ないんですわ」
「ない? 1枚もぉ。ウソだろ」
「ホントに。地元有線だけで…」
「今何時だよ!」
「11時過ぎましたが」
「この近所にビデオ屋は?」
マナミさんがびっくりして
「いまからぁ~」
「ヘン、か?」

結局、三人揃って夜な夜なBベンツでビデオ屋へ。
「活劇、絶対に。だめならサスペンス!」
「やだ! ラブコメがいい」
「やめましょうよ、ドンパチでスカッと! これで行きましょう!」

ごちゃごちゃモメたが、借りたのは、新作「幸せのポートレート」。
ボクは最後まで見ることなく、大型ビジョンの前で眠ってしまった…。


働き者で人好きなふたりには、まだ子供がいない。
マナミさんはその話題を避けていた時期があった。
でも、ヒトミちゃんの出産のニュースに一番感動したのは、マナミさんだった。
まさに、泣いてよろこんだ。仕事の関係だろう、雄琴から東京まではなかなか行けそうにない。
「抱っこしたいね、美葉ちゃんを」

春になったら、呼んでやるか…ふたりを東京に。そして、途中で止まっている「幸せのポートレート」の続きをみんなで見ようか…。

ボクに、春の宿題が出た。

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…まさみ…
by masami-ny55 | 2007-01-16 05:08 | 日記

op.125

新たに生まれた「この年」。
新たなる誕生、無垢の瞬間。無垢の時空との出逢いです。
まるで、この世に生まれた赤子のように…。無垢をどのように彩るかは、それぞれの人たちが抱く「夢」とその実践。どう生きてみるか…です。

2007年、新年の瞬間。
ボクはこの瞬間、地上にはいなかった。ほんの瞬間、…いなかった。
あと…5秒、…4,…3,…2,…1。その瞬間、立っていた椅子の上から空中にジャンプ!

2007年が生まれてほんの僅かな時間を経へ、新世界に着地です。
ストン!
ボクは「新しい世界」に降り立ったのです。
これからボクは無垢の時空の旅人です。365日の新たな旅の始まりです…。

新年に着地して、まずは、ボクの好きな「音」をこの耳に入れたかった。なににしようか…と、選んでいたとき、電話が鳴りました。新たな年が生まれてまだ数分しか経っていないのに。
「あけまして、おめでとうございます」
「おめでとう!」
ボクが新年、初めて言葉にしたのは、カワカミさんへの「おめでとう!」でした。

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さてさて。
数々あるボクのお気に入りの曲の中から選んだのは、「ベートーベン交響曲第9番(作品125)」の、
「第3楽章」です。音量をいっぱいにして、この輪舞曲を体いっぱいに染み込ませたい…。英国製タンノイのスピーカーの中央にドカッと陣取って、コーヒーの香りを友として…さあ、聞こう!

この楽章は、個人的に「これ以上の美しい曲はない」と思っているボクにとっての「美の象徴」です。弦楽器が、アダージョのテンポをキープしたまま続いていきます。そのテンポは、幻想的なハーモニーを生み出し、それはそれは緩やかに流れていきます…。高山の万年雪がほんの少しとけて、小さな滴になって集まる。限りなく透明な水滴たちが集まって細々しい水の糸を下へ下へと描く…。その透明な糸たちが絡み合い、細い小川の源流が生まれ、そして若々しい小川になって…。そんな「河の物語」ようにさえボクには聞こえてきます。やがて、あのホルンのスケール演奏には「夢と希望」の光さえ感じてしまいます…。この楽章は、ボクにはまるで、瞑想曲を聞いているかのようです。
2つのテーマが交互に現れる。まるでそれは生まれたときからの約束のように、別々の2つテーマがロマンティックに出逢っては、また入れ変わる…。
あたたかな愛に満ちあふれた穏やかな楽章と、かつてのボクは友だちにそう言っていたものでした。
ヒトミちゃんに子供が生まれた日も、この「第3楽章」を聞きました。これから始まる「無名の新人」の人生を思って…。
昔のことですが、そう、かなり前。まだ高校生だった頃。上野ではじめて「第九」を聞きました。あまりの美しいハーモニーに心の底からのんびりしてしまって、そのまま眠りに落ちました。その後も決まって第3楽章が始まると、ボクは眠ってしまうのです。NYのリンカーンセンターでもそうでした。お恥ずかしいけど…。要するに、ボクにとって「ベートーベン交響曲第9番第3楽章」とは、安らぎの時間、なのであります。「第4楽章」のトップで、突然目を覚まされるまで、グッスリと…。

演奏会場では眠ってしまうのに、タンノイのスピーカーから流れる時は、聞き入ってしまうから、不思議ですねぇ。

散々繰り返して聞いて、散々様々な瞑想して…その後で、いよいよそのまま「第4楽章」へ繋ぎます。
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舞台は突然一転しますね、ここから。
いままでのテーマをことごとく否定する「第4楽章」は、聞いていて鳥肌が立ちます。目覚めるというか…。孤独感の中から突然の稲妻の光のごとく!
管弦楽が前の3つの楽章を回想するのをレチタティーボが否定して、やがてあの「歓喜」のテーマが提示されます。
まるで、「愛だけで人間が生きられるものか!」と、ベートーベンの叫び声すら聞こえて来るではありませんか。第1、2、3楽章のテーマをコントラバスがことごとく否定していく…。
混沌を否定し、理知性だけのフレーズを否定し、やさしさだけ愛をも否定し…コントラバスは、管楽器のハーモニーと戦い、そして、迷う…。
やがて、その迷いに突然光が射し込んだかように、大地から静かに立ち上がるかのように、コントラバスの音色を思わせるかのようなチェロが「歓喜」のテーマをゆったりと歌い始める。そのテーマを弦楽が引き継ぎ、やがて金管も木管楽器もこのテーマに参加して、「歓喜の世界」が現れる。あたかも、大海原の高波のようなハーモニーがボクの心に響き渡ります…。
ティンパニー! バリトンの歌声だ! そして、人間たちのすべての声がハーモニーになって「合唱」がスタートする。同時に、すべての「楽器たち」が一緒になって足並みをそろえ、ハーモニーを立体的に創り出していく…。

ひとつの楽器が、生きる。そして、みんなの中でひとつの楽器は生きている。
ひとつひとつの音は、ひとりひとりの人間のようでもある。混ざりあってひとつの、まったく新たな世界を生み出す…。

生きてるか! 君は人間たちとともに、すべての生き物たちの中で、生きてるか!
さあ、全人類よ ともに手を繋ぎあって この地上で「人間らしい行進」をしようではないか!
歓喜とは決して個人的私物ではなく 宇宙空間の中で生きるボクと 君たちとともにある!
生きろ 人間たちよ! 光の道を歩もうではないか!
人は しあわせになる為にこの世に生まれた!
力の限り 人々と手を取り合う勇気と 自由を! 
この地上の存在こそが かけがえのない「歓喜の歌」 そのものなのだから!

楽譜「op.125」から、ベートーベン先生のそんな声がボクには聞こえてきます。

新たに生まれたこの年。無垢なる時間…2007年。
時間と空間に生きているボク。その「無垢な時間」に着地したボクの体。周りを見ると、みんなが生きている。笑ったり、黙ったり、怒ったり、泣いたり…している。でも、生きている、みんなの中にボクの人生もある。

ボクはやっぱりこの言葉から新たな年のスタートです。

「おめでとう!」

でね、予感、なんですけど…。
今年は、もしかしたら、ちと、忙しくなりそう…だわ、さ。
だって、ほら、ベートーベン先生が言った言葉を想い出しちゃったのですよ…。

「急げ 急げ 人間たちよ! ボクたちは あまりにも やることが多すぎる!」
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…まさみ…
by masami-ny55 | 2007-01-02 04:08 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


by masami-ny55

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