テイク1! 「一発勝負」の受験結果は?

職場の仲間たちに、「ねぇ、これなんだぁ?」
やっちゃんが走り寄ってきました。
「あれだ! いいから早く下にスクロールしてよ!…わぁ~~、合格ですよぉ。スゴイスゴイ! しかも、ランクBじゃない!」
いつもうるさいやっちゃんが一際大騒ぎしてます…。

MOT インストラクション認定研修課題評価通知が届きました。
メールで、です。

なんのことか、送信者だけみるといつもの迷惑メールだろうと勘違いして、うっかり削除するところでした。
読んでみたらわかりました。ひと月前、提出した課題の評価とインストラクター資格の合否の発表でした。
合格でした。ランクは「B」です。

トオルから電話。
「やりましたねぇ、Bでしたか! あと、コンマ2点でAだったとは…。おそらくボクの知るかぎりでは、ここでの過去最高点でしょう、さすがですよぉ~~」
と、この御仁、ヨイショ言論主義者の立場を崩すことなく、相変わらずの興奮ぶりです。
ちと、臭すぎてハナにつきますが、それでもなぜか、うれしくなっちゃったボク。

なにをいまさら、と思っていたのですが、この資格はボクにとってかなり長い間継続しています。
ボクにしてみれば、運転免許みたいなものです。この資格を継続したければもっと早い時期に受験する必要がありました。ところが以前とは受験内容が異なっています。ただのペーパー試験だけではなくなったのです。実際に指導している様子をビデオに収めて、それを事務局に郵送。そして、判定していただくという制度に変わりました。
ボク自身、人前で指導することが極端に少なくなった者にとっては、「めんどくさい」という気持ちが先に立って、なかなか受験する気が起きません。そもそも本業はPC講師ではありません。気が向いたときに一緒にベンキョウしている程度でした。ほかにしなければならない仕事が多いし…。
そうこうしているうちに時が流れ、そろそろ受験しないと資格が消えてしまう。受験できる期間がなくなってきました。もう少し立つと、無免許状態になる、というのです。
それは悲しいなあ、という気持ちが起きてようやく「じゅあ、やってみるか」と、重い腰を上げました。

ところが、なのです。
やりはじめてみると、台本を書かなくちゃ、ということになりました。指導の様子を10分間程度の台本にしなくてはいけません。実際に受講者が座っている状態を連想したます。受講者には様々な年齢、職業の違い、まったくの初心者もいるかもしれません。そういう状況をまず、自分なりに「こういう受講者」と「仮説の設定」をします。これが案外楽しい。
で、台本はそう言う自分たちが日頃体験しているであろう事柄を「織り交ぜて」書き上げてみる。PCソフトとは直接関係のない話題、例えばスポーツニュースや、映画の話題など…。しかし、混ぜモノが多すぎると10分間ではムリ。タダの雑談みたいになっちゃう。
おしゃべりのボクとしては、ここは我慢の二文字。削り、落とします。
その作業がこれまた、複雑な心境になり、自己との闘いであって…、おもしろい。

初稿が出来上がって、いよいよ本番の準備です。
やってみます。「…」なんか、しっくり来ない。ヘン…。語尾です。語尾と接続詞をいじります。で、2稿の完成です。今度は「声あわせ」のマイクテストです。「いいだろう!」で、やってみたら12分かかりました。
「だめ、ここをもっと早口にして、ここは切っちゃう」

…さあ、本番!
シュウちゃんが「ピッタシ10分ですよ」と、ビックリしました。やっちゃんは「いいですよ、いいです、最高!」ボクとしてはもう1、2回やってみようよ、と言ったのですが「これでいいじゃないですか、素晴らしいですよ」「どう? ごうかくしそうかなぁ?」「んーーーー、なんとも」「いけるんじゃないですか…ねぇ」
だから、もう1回やらせろよ!
「今日中に郵送しないと間に合いませんからこれで提出しますから!」
なんでぇ…。せっかく欲が出てきたのになぁ。確かに、もう遅い。

満足のいく作品よりも、時間に間に合わせることを優先したというわけ。
テイク1、のみ。まさに「一発勝負」とはこのことです。
ドタバタと間に合わせて提出してからひと月。すっかり忘れていました…。

ところでこの資格の意味とはなんだったんでしょう。
当たり前のことですが、MOT資格とは「指導」の資格です。ユーザー資格ではありませんね。学びたいと願っている受講生の力に合わせて授業を「進める」のは当然でしょう。今回、マイクロソフト事務局が「対話」を強調していました。同社はアメリカの代表的ビッグカンパニーです。日本のいたるところで最近で失われているという「コミュニケーション」を、最優先しようとするアメリカの会社。ボクには、いまの日本の状況よりもマイクロソフト事務局が強調する「対話」を選びます。

その人が使っている言葉が、文化の伝承や教育指導の「武器」になるわけです。
そう言えば、韓国の青年たち。「フォトショップ」の授業を終了して、楽しそうに帰って行きました。
もう、会えないのかなあ…メシでも誘ってあげれば良かったかなぁと、やっちゃんたちと雑談していたところに、ちょうど彼らからの電話です。噂をすれば…です。

やっちゃんが、なんか、電話口で、くっちゃべっています…。
「ねぇねぇ、あの青年たち、今度はイラストレーターを教えてくださいだって!」
ダッフルコートを着たまま、姿勢をのばして授業を聞く韓国の青年たちとまた来月になったら会える。

「へーーそうなんだ。そいつはまた、うれしいねぇ」

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…まさみ…
by masami-ny55 | 2009-02-24 10:57 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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