ことばの世界

事務所を引き払ってひとりになったら、仕事が増えた。ちと、皮肉な結果だが。
アメリカ資本の企業研修団体から、「交渉・商談」のマニュアルを日本語として読めるように書き直したら、運良く好評だった。このマニュアルは、この団体が日本にある在米企業の2日間研修に使われるらしい。

Negotiation は必ずしも商談だけではない。職場限定の会話ではない。家庭でも、友達との間でも、この会話が必要になる。とくに、現代人は多いはず。

書いている途中、感じたことは「ことば」の複雑化、だった。
これほど複雑にしていいものか、とさえ思った。要するに、現代人って複雑にしたがる傾向が強いということなのか…。

「ことば」の本質は、かかわり、だ。かかわりは出来るだけ単純な方が伝達能力が優れる。
極端に言えば、「GO」か「STOP」だ。「YES」なのか「NO」、「ON」なのか「OUT」か。

「在る」のか「無い」か…。もっと極端に言うと、「生きる」のか「生きない」か、である。
ことばとは、かかわり、だ。従って、「言語学」は「生きる」人たちのためにある学問だとボクは信じていて、このことに絶対の信頼を持っている。
「在る」を決して疑わない。ボクはそう生きてきた。哲学的認識論のワナに陥ることだけは避けたいのだ。このキーボードは、ここに在る。これを絶対的に信頼している。キーボードの裏面が見えないからと言って、果たしてこれがキーボードか? という疑いをボクは持たないということ。

はじめてキーボードに触れたのは十数年も昔。Windows3.1 の時代だった。はじめてだったから、キーボードをしげしげと眺めて、ひとつひとつのキーを押すたびにモニターで確認した。このキーは変換、このキーは行替えか、で次は…。キーボードのルールを覚えながら書き込んでいく。時間がかかりすぎるし、失敗するとイライラした。そしてボクは「チキショー! こんなの、めんどくちぃ~~、原稿用紙に直書きしたほうがよっぽど早えぃ~」と、PCに悪態をついたものだった。
しかし、ボクはここで止めなかった。
そのうち気がついた。フォント(書体)の変化が楽しいことを。ボクは自分の文書は「教科書体」で書き上げる。文書ソフトは「Word」は使わない。いまだに「Word Perfect」を使う。MOTの取得者だが「Word」は他人が送ってきた文書を書き直したりに使っているが、自分では心地よく仕事が運ばない。日本語変換ソフトだけは、「ATOK」を使う。そう、ボクはローマ字打ちはしていない。仮名入力を使っている。
十数年前に比べたら、随分仕事の時間が早くなった。いまでは、このキーボード、何代も買い換えている。自分にあったキーボードを探している。まるで、自分に合う筆記用具を探しいるかのように。

キーボードが実に早く打てるようになった、という結果は、キーボードと私の、かかわり、だ。
さらには、違ったキーボードの形を見比べて、どっちがボクに使いやすいか、判別さえつくようになった。

「潜在的」とは、こう言うことではないか、と思う。
隠れて見えないもの、ではなくて、「生きている」ボクの身体に有効な姿となって顕れていることではないか、と思う。もともと、キーボードを早く打てる姿はボクに「在る」ものだった。それが実際の、かかわり、のなかで「姿」を変えて顕れる。これこそ、「生きる」の本質ではなかろうか…とさえ思える。

ことばは、それ自体、「生きている」とさえ思うことだってある。
言語活動は全ての、宇宙空間の全てが、それをしているとさえ思える。
極端な収縮と、無限の時を超える弛緩を繰り返しているかのように、ことば、だげがそこに在る…。

かかわりの秩序が、この全空間には、在る。
極端な収縮は限りなく「無」に近づき、同時にまた、時空を超えた弛緩も限りなく「無」に向かう。

そして、「無という秩序」の、ことば、だけがそこに「在る」…。


ちと、訳のわからないことを書いたが、ボクのメモとして残しておきましょう。

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…まさみ…
by masami-ny55 | 2007-11-07 04:43 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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