オトコの「夢」について

本日は、このブログでは企画外の話題になるのですが、あえて書いてみました。
今回、とくに読んで頂きたいのは、オナゴ様たちでございます。では、失礼して…

ロレンスの自叙伝に、こんな一節が出てきます。

「男が夜見る夢なんて 取るに足りないさ。最も危険な夢は 男が昼間 目を開けて見る夢だ。なぜなら それを現実にしようとするから…」
だったかな…。読んだ頃はまだ高校生だったから、記憶が違っているかもしれません。いずれにしても、こんな表現だったはずです。

そうなんですよ、オナゴ様たち。よく、お聞きいただきたいのですが…。
男たちが見る「夢」とは、まさしく、これなのです。
夜、お布団の中で深い眠りに落ちて、そして見る「夢」なんてボクたちオトコにはさほど意味のないものなのです。夜見る「夢」につていは、心理学者にお任せするとして…。
それより真っ昼間、太陽の輝きの下で、この両眼を見開いて、ずっとずっと遠くにある限りない「自由空間」を感じ取ったとき、「オトコの子」は「男」に変身します。そして、「男の人生」を始めるのでございます。自分の見た「夢」を追い求めて、人生の旅がスタートします。
そうです、男って所詮「ロマン」というか「夢」と言うべきか、これなくして、生きられないのでございます。
男から「夢」を取ったら、なにも残りません。ただの「オトコの子」に逆戻りしちゃうだけです。
オナゴ様たちのように、現実的生き方だけでは生きていけないのでございますよ…。その辺をご理解頂ければ、世界の男たちは幸いなのですが…。

さて、男たちの旅はそれぞれ違って見えます。
企業人になる者や劇作家になる者、音楽家になる者、医者になる者や政治家になる者、学者や美術家に育つ者、そしてスポーツマンになる者…。その化身ぶりは、様々です。
が、確実に共通している点がひとつ、あるのです。
それは…

「ともに生きる」

という共通語です。そうなんですよ、「ともに」…です。ここがポイントです。
自分さえよければ、自分だけ幸せになれば…という考え方で旅をしているオトコは、男たちの世界では「オナゴ扱い」されます。「ケチ臭いヤツ」って言われるんですよ。かといって、大盤振る舞いをするオトコは、「イヤミっぽい」と、これまたオナゴ扱いです。男として認められません。自分の「夢」に固執して、周りのオトコたちをなじったり、友だちを批判して自己正当化しているようでは、オトコの世界に住む男たちからは、人気が得られないのです。男たちから「身勝手な小心者」と思われ、友だちは少ないのです。
それが「男の世界」なのでございます。

ともに…とは、「チーム」を愛しているか、です。大袈裟な言い方でもなんでもありませんよ、「チーム」とは、「祖国」であり、「同胞」であり…ってことです。そう、「私とあなた」という同等な関係なのです。同等とは、同じ、ということとは意味が違っています。同等の立場、お互いの立場を尊重し合っている関係のことなんでございます。「私のあなた」では、ありません。「私の」という所有物の関係ではないのです。「チーム」、「仲間」です。共通した「夢」を抱くボクとあなた…って、訳。
友だちが多い男って、つまり、「世界が広い」ことを意味しています。自分の家族だけとか、我が子のことだけとか、自分の仕事だけ…というオトコは、友だちの数も少なくてすみます。
オトコって、関わる人の数だけ「夢」の広さは比例しているようなきがしますが…。

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松井秀喜選手が書き上げた「不動心」って、字面から見るとなんとなく宗教的ですよね。現代日本ってどことなく無宗教の傾向が強すぎて、なかなか「こころ」の話が出来なくなってしまいましたねぇ。でも、「人生」だの「生き方」とか「希望」「夢」なんて単語を並べてみると、宗教的倫理観を避けて通れません。
松井秀喜選手の身分は、ただの野球選手でしかありません。
そう、野球選手なんてどこにでもいます、近くの公園に行けば。
しかし…この著書には「尊敬」「感謝」「挫折」「生き甲斐」「助け」などという倫理観を感じさせる単語が頻繁に使われていました。どうやら、松井選手は「ただの野球選手」ではなかったようです。


この人は、ご両親を尊敬していました。お母様に対しても、父上様にも「感謝しています」と書きました。目上の人々を敬う心を、彼の著書から感じます。
「まごわやさしい」には、ボクは笑っちゃいました。同時に秀喜さんのお母様のやさしい人柄も感じました。素敵なご家族だなあ…とも。
監督さんにも敬意を払って惜しみません。その文中、随所に出てきました。長嶋監督やトーリ監督とのエピソードはあちこちで報じられていましたが、改めてご本人が書いた文章を読むと、うらやましくも感じました。素晴らしい師弟関係だ、と。マッティングリーコーチとのかかわりには、「やっぱり」と納得がいきました。これは、新鮮なニュースでした。
本書の後半に、映画「オールドルーキー」が紹介されています。ボクも見た映画です。ジム モリス投手の自叙伝の映画化でした。松井選手の感銘した姿が見えるようです。

「夢」…男たちにとって、これ以上危険な言葉はありません。なぜなら、それを現実にしようと体を張って「挑戦」するからです。そうなんですよ、まさしく命がけで自分の「夢」に自分が「挑戦」します。それが男たちの「夢」の旅なのです。現実に達成出来る保証なんてありません。
そこにあるものは可能性、だけなのです。

松井秀喜選手が書き上げた「不動心」は、「夢」を追い求めてやまない男の旅が綴られてありました。
どのように追い求めているのか…その「ひとつの正解例」として、読むに値する本であることは間違いありません。
「最終的な目標はチームの勝利」…とまで、松井選手は明確に書き上げています。
そのために、自分の出来ることを100%する…と、書き込んでいました。松井秀喜選手の「夢」とは、つまり、自分の生きた証を「チームで共有する」ことなのです。チームの輝きの中に自分も一緒になって生きている実感、これが松井秀喜選手の「欲しい結果」なのです。けっして、その輝きを自分のみ独り占めするものではありません。
だから、彼、松井秀喜は「男の世界」に住んでいる人なのです。

ヤンキース 松井秀喜選手 背番号55。
自分の見た「夢」を追い求めて、太平洋を渡ったひとりの日本人野球選手。
すべてのベースボールファン各位。この男に、自分が見た「夢」を追い求める旅を続けさせてあげようではありませんか。
そして、いつの日かボクたちも彼、松井秀喜選手と同じ「夢の世界」に到達しましょう…。絶対に「それを現実」にする為に、ボクたちも彼の旅に参加しようではありませんか。

そんなことを「不動心」を読んだ後、感じたボクです。

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…まさみ…
by masami-ny55 | 2007-03-08 14:45 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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