「話す」1日

少々、乱暴な企画だったかもしれない…。
つい先日の日曜日。「話す」をテーマにして、1日のワークショップをしてみました。「上手に話すやり方」とは? を、参加者みんなで探っていこうというわけです。
まあ、意図としてはいいのですが、「1日だけ」というのが、ボクには気がかりでした。「わずか1日でなにが出来るんだ…不完全燃焼になりはしないか」との懸念です。
「1日でねぇ…」
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もともとこの企画は、マイクロソフト社が来季から実施するMOT受験者の試験が変更になったことがきっかけです。変更とは、「ペーパー試験から対人コミュニケーション重視」になる、と言うわけです。
そんなこともあって、友だちから「やってくださいよ」との要望がありました。ボク自身はあまり乗り気がしません。というのも、1日という短時間という以外にも、ボクのような粗雑な人間が人様に対して「やり方」をお伝えするなんて失礼だ、と思ったからです。
普段でもボクは、人との約束は忘れるし、ナントカ記念日なんて覚えきれないし、そもそも覚えようとはしない…。ふたりでカフェに行ったらスカートに水は溢すし、歩けば足踏んじゃうし…で。映画館では、ポップコーンを食べながら見てる…。レストランより、鰻屋さんがいいし…。そんながさつ者の自分が「上手に話す」のクラスを創ることになっちゃったのです。

さて、そもそも「上手に」とは? なにを意味しているのでしょうか?
上手な弁解の仕方だろうか? 上手な言い訳の仕方だろうか? 上手な…との言葉は一体なにを指し示しているんでしょう…。その意味がボクに理解できれば、来てくださる参加者の要望を満たせることになります。

そこでボクはその意味を知りたくて、大勢の友だちを「取材」してみました。
「上手な…って、お前の場合、どういうことなんだよ」って、聞きまくったのです。するとこんな答えが返ってきました…。

「自分の気持ちを大勢の人にちゃんと伝えるってことかな…」
「あがらないでしゃべれるようになることかな…」
「かっこよくスマートに話せることでしょう…」
「相手を傷つけないで話術ですね…」
「万人に伝わる話し方をマスターしたいですね…」

…出てくる出てくる。
で、「取材中」ボクは思いました。「そんな話し方、出来るわけないジャン! そんな話し方をする人がいたら、会ってみたいよ!」と。

「取材」後に感じたことは、要するに、「みんな自分が可愛いんだ」ってことです。
人と話している瞬間でも、自意識は自分に向けられている、ということをボクは感じました。
「相手を傷つけない」とはいうものの、よくよく聞くと「相手から、よく思われたいじゃないですかぁ」という言葉が返ってきます。「変な人って思われるのはイヤでしょうよ、誰だって」とも。
「なるほど…」

こんな調子でした。みんな、みんな、自分が可愛いのでしょうね。

ほとんどの人たちは、自分に「投資」して生きているようです。人様からかっこよく思われるクルマに乗りたいし、かっこいい異性と出掛けたいし、かっこいいと言われる職業をしたいし、…そして、お化粧品から服装まで、「かっこよく見られる投資」を続けて人は生き、やがて老いて、死んでいくようです。挙げ句の果て、戒名まで「かっこいいヤツ」で…。
人の生きた時間の大部分は、「自分のため/自己中心」に費やされてはいないでしょうか?

e0013640_14284735.gifそこでボクは思いました。「ホントにそうなんだろうか?」って…。人が生きるって、ホントにそれなんだろうかって思うのです。
ボクの宝物は、友だちです。それと、音楽と映像…かな。もし、ボクの人生から音楽がなくなくなったら生きていけるだろうか…。友だちがいなくなったら…ダメ、だね。生きてはいけない…きっと。
でも、音楽や友だちがいなくてもお金があれば生きていける人たちが多いこともまた、ボクは知っています。こっちの人たちの方が現実には多いかもしれないけれど…。

「おい、ガンキチ。お前またチョンボやったんだって。バカ! ×として、本日はみんな万世に連れて行ってハンバーグをごちそうしろ! あっ? やなのか! やならいいよ…もう、お前とは遊んでやんない! どうすんだよぉ~ このマヌケぇ…」
「全員にハンバーグをたべさせますぅ」
「たべさせますぅ~~? 食べていただきます、だろ!」
「食べていただきます!」
「んっ、それならゆるしてやる!」

この会話、実話です。聞きようによっては、脅迫以外何者でもありません。が、ガンキチは友だち6人を連れだって秋葉原の万世に行き、楽しい時間を復活できました…。その席上、みんなから「お前は要領が悪いんだよ。言いたいことから話すようにしろよ」とか「なんですぐ連絡してこないんだよ、そんな携帯なら捨てちゃえよ」だの「俺たちはお前の味方だぞ…なんでも言うようにしないと…なッ」と…ガンキチは、友だちから励まされたようでした。

友を失って平気な人たちと、自分のまわりに友を集める人の生き方は違うなあ…と、ボクは思っています。なにが違うか? 「話し方」が違うのです。

で、この1日コースは、「友だちと」上手に話す、をテーマにしてみたのです。
全国から60人が集まりました。PC関係者や大学の先生も。でも、名刺交換なんてする人たちは誰もいません。見ず知らずの人たちが「友と」のかかわりを探っていきました…。自分の話し方を通して。
圧巻はボクの書いた台本「ラジオ劇」です。6人グループの全員の前に出てきて、いろいろと演技していました。教室の中は大爆笑の連続。良い仲間たちでした。たった1日だったけれど、後味のいいクラスでした。そうそう、ガンキチも参加していたっけ…。

今度は新春1月6、7日の2日間のクラスを創ってみました。
「話す/聞く/書く」のコミュニケーション三法の基礎をみんなで探求してみます。どうせボクのクラスです。みんなの予想とは、大はずれ、の内容になることでしょう…ね。

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…まさみ…
by masami-ny55 | 2006-12-20 14:32 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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