15日。世界が平和でありますように

道路の表面から陽炎が立ち上っている…。
坂を上り詰めたら本郷の交差点を直進して、湯島天神に向かう。真っ赤なスカイラインを運転して、冷えた缶コーヒーで暑さをしのぐ…。
道を曲がった。また、道を曲がった。曲がる度に道は細くなった。すると、廃校になりかけている小学校が現れた。鉄筋の校舎で、3階建てだが、実際に使っているのは、1階だけだという。ここ、上野に程近い湯島では、子供たちの数が減ったからである。
夏休みで子供たちの影はひとつもなかった。水気の抜けた校庭があるだけだった。
私たちがかつて小学生だった頃は、夏休みともなれば、小学校の校庭は格好の遊び場だったのに…。

その隣は、かつては小学校だったが、今は文京区の「生涯教育施設」に様変わりしている。
3階は高齢者の体育室で、5階には「多目的教室」と称した部屋がある。入ってみると、明らかにかつては小学生の教室だった。そこに、折りたたみ式の長机が多数並び、軽いアルミパイプのいすが長机に収まっている。
今日から、こういう「区の施設」で音楽稽古をしようというのである…

遅れて入った…
彼らは、すでに10時から来てハーモニーを創っている。
音楽指導をしてくれるのは、矢澤定明氏である。東京芸大卒業後、各交響楽団の指揮者である。
ミュージカル「キャンディード」では、副指揮者をしていた。

作曲家丸谷晴彦氏の書き下ろした、合唱譜を手際よく指導していた…

丁度、一幕半ばの「唱歌メドレー」の練習中である。
廃校寸前の小学校で、もう現代の子供達でさえ歌わなくなったであろう「唱歌」を、オペラ歌手やミュージカル俳優達で歌った。そのハーモニーが、真夏の校庭に響いていく… 誰もいない、都会の夏の校庭に。

                                       ミラノ、音楽レッスンで。
e0013640_3531670.jpg今回、ひとり、毛並みの違った女性歌手が我々のプロジェクトに参加してくれた。
専門はオペラ歌手。生野やよいさんだ。
とにかく、練習熱心な人で、いままで一度も彼らとの「音合わせ」に欠席したことがない。
そのたびに「ここ、どう?」「この音でいいの、ホントに。ふあ~~ん」「待って! 間違えちゃった…ごめん」「もう一回、やんない?」…手を抜かないのである。
スタイルがまた…よろしい、のだ。身長169。私より、高い。彼女が細長いヒール付きのサンダルなど履いてきたら、私は見上げながら話すことになる…。
「モデル? バイトで、してた…つまんなかったけど」

スポーツウーマンでもある。確か…バレーボールだったか、テニスだったかで、地区大会で3位入賞までしたことがある、と聞く。
音楽にするか、体操にするか…将来の道を、散々迷ったのか、と思いきや
「スポーツ? ダメ、あたし。チームでナントカかんとか言われるのが、ダメ。ひとりなら、全部責任とれるし…」

で、イタリアでの生活は、さらに彼女を音楽のトリコにしていったようだ。その話は、当日のパンフにて紹介してあります… 更には、生野チャンがなにを歌うか、どんなアリアを歌ってくれるのかは、まだ今日現在未定なのです。どんなアリアが飛び出すか、お楽しみに!

さてさて。練習が終わると、みんなと食事をする。
まあ、コミュニケーションの場でもあるのだが…実によくお話をしてくれるのが、生野チャンだ。
もし、黙っていたら「ナントカ美女コンクール」では、入賞間違いなし! なのだが…この人の、お話が笑える。実は、かなりの三枚目。
ここで書けないほどの「ご冗談」を、お話しちゃう…のだ。

まあ、言ってみれば、場の中心的存在でもある。

となると、気になるのが…またしても、あのピアニスト真穂のこと。
彼女はいよいよ、来週15日にパリから帰国する…
「あたし、15日の夜の練習から参加するから。大丈夫、飛行機の中でぐーすか、しっかり寝ちゃうから。気にしないで」
と、言い残したあの真穂が合流するのだ。

もっと、スゴイのは、同じ15日。午前から、ソロピアニスト藤井亜紀さんも、交響楽団との合宿が終えて、合流する…

ベートーベン交響曲第5番の出だしが、恐ろしい…。

真穂と生野チャン、そして亜紀さんと真穂…。その間に入る私マサミ君…。

この対戦には誰も応援しませんが、ボクのことも誰ひとりとして応援してくれないし。
「おかだぁ~~」

とにかく、まずは真穂のご機嫌が…優先しますぞ、これは。
だって、真穂は我々のメインピアニストであり、「ウラ番」なのですから、ね。

矢澤先生が、こんなご冗談を…
「そう、藤井さんまで参加するの… 真穂とはタイプが全然違うから、楽しそうじゃない!」

                                        生野やよいさん
e0013640_3574478.jpgよく、言うよ! とは、さすがに先生には言えない私だった。

15日。
8月15日! この日って、60年目の終戦記念日なんですが、ね。
戦いは、もう、よしましょう!! 

世界が平和でありますように。



…まさみ…
by masami-ny55 | 2005-08-09 04:04 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


by masami-ny55

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

Translation(翻訳)

記事ランキング

以前の記事

2015年 10月
2015年 04月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 08月
more...

カテゴリ

全体
日記
我がヤンキース
自己紹介
未分類

フォロー中のブログ

空とぶっちゃの日々
松井秀喜選手の「夢」物語

検索

画像一覧

その他のジャンル