「噂話」のおそろしさ

ニューヨークには、何人か友だちがいます。
ボクが毎年NYに出掛けているのは、ヤンキースタジアムに行く目的の他に、懐かしい友だちとおしゃべりを楽しみたい、という欲求を満たすことでもあります。

会う早々、抱きついてくるオトコがいるし… 挨拶代わりに、いきなり文句を言い出すオナゴもいるし…
いやはや、いろんな友だちがボクにはいますが、みんなみんないいヤツ。長い付き合いなのです…。

その中の一人に、元女優さんもいます。ボクは知らなかったのですが、彼女が日本での現役時代はかなりウレていたといいます。
その彼女が太平洋を渡って、この遠方の地NYまで来た理由を話してくれました…

「もう、うんざり…人の噂話に巻き込まれるのは」

だ、そうです。
NYは、住んでみればよくわかりますが、仕事は結局実力勝負! です。

e0013640_16274678.gifとかく、日本人は「噂話」が大好きな国民です。これは、米国暮らしをした人たちには、この違いがよくわかります。

それなりの努力をした、とか…自分なりに頑張ったのに、とか…よく、日本人はそう言って、周りの人たちから同意を求めます。確かに、その瞬間は「同意」を得られるでしょうが、そんな言葉はなんにも問題の解決にはなりません。

結果、です。
いま、自分はなにを得ているのか…っていうことが重大なのです。

自分が望んだ結果を得られないとき、人は言い訳を始めます。

こんなことをしなければ良かった… やらされた… 自分の思っていることとは違う…

そして、挙げ句の果ては、「噂話」を言い始めます…
その話に群がっている人たちは、ボクの目から見ると、人生であまりよりよい違いを創っている人たちには見えないのです。
使っている言葉たちが、汚らしいのです。ボクは、美しいものが好きなので、汚いものや不快を感じる環境にいたくないのです。なぜって、一番大切な「自由」を奪われてしまうから…。
「身勝手」「わがまま」ではありません、「自由」とは。

ボクは以前、マスコミで仕事していました。「噂話」の原稿は、御法度。必ず、直に当事者と取材します。当事者の言い分も記事に書き込みました。

しかし、「噂話」は、当事者不在ですね。
何々らしい… そんなことっていいのか… 見た訳じゃないけど… 直接聞いてはいないけど…
信じられない… ホントなの…

と、言う前に、現実と向き合うことはしない。事実を取材しない。
まあ、「噂話」はそんな無責任な会話だから楽しいのでしょうが、「噂」される相手がどれほどの痛みを持つか…その痛みを、決して理解しようとはしない。当然だ! という顔をして、いる人たちが、まま、いるようです。

「噂話」は、結局、人と人の関係を壊していく道具になります。
グループを破壊します。家庭にしても、友だちとのかかわりも、国家間でも…です。
確かる勇気、会話する機会を意識的に怠るのです。

e0013640_1629654.gif噂話に同調しても一時的なつながりは得られるかもしれませんが、結局、その人間関係は長続きはしません。
その場限りの、「口から出任せ人間」と、心ある人たちから、そんなレッテルを貼られてしまうようです。信じられない、のは噂話を信じたような顔をして、自分が実際にやっておくべきことをしないで済んでいる、というラクも得られます。こんな便利な言葉たちに、ボクはこころから牙をむきます。

「傷つけているのは、アンタだよ!」
って。

NYの友だちは、人の噂話はしない人たちです。気になるとメールしてきたり、わざわざニッポンまで電話もくれます。じかに、話します。
それが、人と人のかかわりを強いものにしていく、ということを知っているから…。

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…まさみ…
by masami-ny55 | 2006-09-08 16:30 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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