23年ぶりの再会…ちと、メロドラマ的?

ふと思い立って「あの人」に連絡を取りたくなる…って経験のある人は多いでしょう。
「あの人」はいま、なにをしているんだろう…と。
ボクは今日、突然、旧友のことを思い出しました。FT君です。彼は確か、ガン患者に向けた雑誌を編集していたはずだ…と、突然思い出したのです。ボクはいつでもこんな調子なので、思い立ったら直ぐ行動です。彼と無性に話がしたくなって、あれこれ捜していたら見付けました。
早速、電話です。

事務所の人が電話に出て、「実はFTは昨年2月にガンで他界しました…」と、いう。
「ボクはFT君と昔の友人で、…まさみといいますが、ボクもガンになって…」と言ったところで、電話口の女性が「もしかして、…君?! 私、R子です」と、名乗った。FT君の奥様であり、ボクの青春時代を証言出来る数少ない女性です…。

話が尽きません、「ねぇ、今日会って話をしようよ」となり、R子さんの事務所はなんとまあお茶の水でしたから、ここ本郷とは目と鼻の先。で、さっそく御茶ノ水駅で合流。そのままクルマで板橋まで。彼女はお肉が好物だったことをボクは覚えているので、板橋の行きつけの中華店へ。

夫を亡くしていろいろと大変だった、その話を聞きました。FT君の最期のことばも聞きました。
ボクとFT君とは浜松町にある出版社で出逢いました。編集マンとしてFT君は腕のいい青年でした。不慣れなボクにいろいろと教えてくれました…。

その頃の1年前、大学時代から成城にある映画会社で演出部にいました。その時代、同棲生活です。で、ある日のこと、女性とケンカになって帰ってきたら誰もいません…。彼女は「別れるって言われてもいい…男の人と会ってきたのよ」。「だからなんだよ、ボクだってオナゴと会うけど」とかなんとか…。結局彼女はボクの勤め先に分厚い封書の手紙を送ってきた後、作家と結婚しました。
彼女がいなくなったアパートにいるのは、悲しすぎるから、ボクは彼女の親友であるR子さんが近所にいることを知っていたので、尋ねました。その晩、泊めてもらいました…。
その後、ボクはR子さんと生活を始めました。映画製作をしているロケ地に着いてきましたし、映画台本を見せてあげたり、ドラマの現場の様子を話したり…ケンカもしたり…。

R子さんとは結局友達のまま時が流れました。そして、ボクが映像と音楽から離れて出版社で務めはじめたとき、R子さんをFT君に紹介したら二人はなんと結婚したのです。
ボクはあのとき、ものすごくうれしかった。FT君がR子さんを人生の伴侶として選んだことに無性にうれしかった…。FT君にボク言いました。「R子を幸せにしろなッ、絶対だかんね…おめでとう」って。

あれから30年…。
R子さんと会わなくなって23年。まさか、こんな話になっているとは。
23年ぶりに会ったR子さんが、
「ちっとも変わってないねッ、派手なクルマに乗ってるし…」
「そういえば、R子さんの親友どうしてる?」
「彼女、ガンで亡くなったのよ」

んーー。やはり…。
以前、検索していたらたまたま彼女の名前が出てきて、ガンで亡くなったという記事だった…。
本人だったのか、と。
「結局残ったのはボクとR子さんだけか」
「まさみ君はあの頃、青春破滅型みたいに生きてたね、危なっかしい人に見えた」
そうだったかもしれない…どこか中原中也みたいに生きているってR子の親友がボクにそう言っていた…。

突然会うことにしたから、お土産がない。手ぶらで会うのもなんだし…。そこで「ユーガットメール」のパンフを過去数回に亘って持って見せた。

「えっ、舞台? 音楽劇…そうなんだ。結局まさみ君はまた元に戻ってきたんだ。なんだか…うれしい」
そう言ってくれた。

23年のブランクは感じない。いつものふたりが他愛のない会話を楽しむかのように、他の人たちからはそう映っていたことだろう…。


…まさみ…
by masami-ny55 | 2014-04-03 23:47 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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