ユーガットメール#12「星の王子さまからの手紙」終演!

とにかくも、大勢の人たちに感謝!
ユーガットメール#12「星の王子さまからの手紙」が満席(に近い状態)で終了しました。
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ボクのいのちの恩人である「王子病院」のO先生、看護師さんたちの全面的協力を得て、今回の作品が完成しました。
実は今回の作品はすでに昨年の8月公演以前、ボクがまだ入院していた一昨年、病室でぼんやりと考えていたことがきっかけでした。昨年8月公演の「優等生からの手紙」の主人公の名前ですが、これは明らかに王子病院のボクの先生のお名前をお借りしています。
8月のパンフは落ち着いた感じにして、来年はいのちの活動を象徴した「赤色」でいこう、とも考えていました…。

お見舞いに来てくれた人には、なんと言ってお礼を言うべきか、ことばが見つかりません。うれしかったのは、ミーミが毎日病院に来てくれていたことです…。韓国から来ている先生も、春日の仲間たち…様々な人たちが入院先に来てくれました…。岡田君までも…。

e0013640_12493260.jpgいのちの恩人…このことばが自分のことばとして実感したのは大病の手術をしたあとです。日増しに大きく心に響いてきました。
長い病院生活でしたから、暇があります。なので、ノートパソコンで暇つぶし。題して、「ボクのいのちの恩人リスト」です。真っ先に王子病院の先生と看護婦さんのお名前を書きました。そして、家族の名前…そしたら、なんとなんと、517人もの人の名前が書けました。
平均したら、1年に10人弱程度になります…。このリストを書いてみたらいろいろな時代が交錯しました。まるで時空を超えて飛び回っているようにさえ感じました…。
例えば…。
ボクはまったく記憶にないのですが、ボクが4才の頃に胸の病気になり、それが感染して弟が亡くなったと実母から聞かされていたことも思い出しました。渋谷の幼稚園に通っていた頃の先生の顔も思い出しました…。あの頃の友達と、遊び回った渋谷の路地と飲食店…。すべてがボクにいのちの輝きを教えてくれていました。スクリーンでは、多くの俳優さんたち、シナリオ作家に映画監督、歌手に漫才師…きりがないほど、ボクの心を刺激してくれた人たちの名前が飛び出してきました…。
このリストこそ、ボクが今まで生きてきた証、です。

e0013640_12495178.jpgこの感じをシナリオにしてみたらどうなるのかなあって…思った。そしたら、ああなったのです。
「星の王子さまからの手紙」って、ね。

で、ボクはまた思ったのですよ。
ボクにはこれだけのいのちの恩人がいるけど、ボクは人様のいのちの恩人になっているのかなあ…って。むしろ、毛嫌いされている人間なのかもって思うことが多くなりました。先日も…。つらい気持ちになりました…。

そしたら、無性に「中原中也」の歌声が聞こえてきます。
高校時代、文学に関心のある人が必ず通るところでもありますが、中也の生き様には共感するしないは別にしても、わかります、ああいう生き方をする青年がいると言うことはボクにはよくわかります。

まだ誰も映画や舞台に書かないこと…が、あることに最近気がついた。
「中原中也と太宰治の交友物語」です。2才年下の太宰が中原を敬愛していた様子など…、4才年下の与謝野晶子と「明星歌人の仲間たち」との関係…、山川登美子、石上露子たちの歌声、松井須磨子たちの音楽性…などが混じっていた大正ロマン時代。日本文学界の第2期黄金時代をシナリオにしたらどうなる…って、考えています。
白樺派と称する常識人、かつ、裕福なご家族のお坊ちゃまたちの文学と中也の叫び方は全然違う。どっちが生きている声か…。

さあ、皆様、ハンカチのご用意は出来ていますか? では、みなさま、いまからお涙頂戴の場面です! 泣いていただきますよぉ、泣いてください、さあ、どうぞ! 
…なんて、舞台はボクはダメなのですよ。
歌は歌として、物語は物語としてここにある、という区別が見ていて伝わる芝居が好きです。そう、歌舞伎の世界がボクの教科書です。観客になってみるとそれがよく分かります。子供たちが喜んでくれるお芝居、物語は、本物です…と、言うのがボクの持論。小難しい物語はボクは学生時代から避けてきましたから。

純粋のことばとは、体験したままのことばのこと。
その体験が「楽しい」なら、そのままにしておく。「かなしい」のなら、そのままにしておく。この、そのまま、を「純粋体験言語」といいます。
でもね、人って、とかく若い時分は、そのままにしておくことが出来ないようです。ジタバタするのであります。「悲しみ」から逃れようとして、自分よりも弱い人に八つ当たりしたり、お酒を沢山飲んで暴れたり、自分の体を傷つけたり…と。純粋な「悲しい体験-悲しさ」を自分が自分の手で「汚して」しまう。せっかくの純粋体験であると知りながらも、ズタズタに汚してしまう、そんな自分を悔やむ。その堂々めぐり…。

こんなことをするのが、青年時代の人たちのようです。
ボクは高校時代、そんな青年たちを無視してましたね。だから、「中原中也なんぞ、どこがいいんだよ!」なんて、豪語してました…。が、大人になるほどに、その頃のボクが中也の歌の中から確かに、確実に蘇ってきます。
深刻さをはぶいて、滑稽で楽しい生き生きとした物語をシナリオにしたら…どうなるでしょうか、ねぇ。
「中也と太宰」の交友に混ぜ合わせて、松井須磨子と抱月の歌声、与謝野晶子に山川登美子、石上露子の熱情の違い、そしてあの白樺派のお坊ちゃま作家たちを足し算したら…。

これなら、いつものファミリーコンサート「ユーガット」の舞台になるし、子供たちにも楽しめる「大正ロマン時代」になりそうでしょ!
もしかしたら、来年3月か8月にこんなシナリオで舞台を創ってみたいね。

そうそう、今年の8月公演は、
夏目漱石先生の作品を使って「坊ちゃんからの手紙」をやります!

よろしく、ね。

今回、初めての桜咲く3月公演。とっても盛況でした。
皆様に感謝!


…まさみ…
by masami-ny55 | 2014-03-25 12:50 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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