歌舞伎座で気づいたこと

e0013640_10282262.jpg先日、歌舞伎座に一日中いました。
『仮名手本忠臣蔵』(かなでほんちゅうしんぐら)の通し狂言です。
そもそも『仮名手本忠臣蔵』とは、人形浄瑠璃および歌舞伎の演目のひとつ。日本の演劇界では、「義経千本桜」とならんで義太夫狂言の人気作品。おそらく日本では、『仮名手本忠臣蔵』の公演回数は江戸時代の寛延元年(1748年)8月の初演以来、最も多い上演回数の芝居ではなかろうかと、ボクは思いますが…。このお話が好きか嫌いは別にしても、日本人には、この「忠臣蔵」の話はじつによく知られていますね。

ところで、なんでまた1日暇を取って歌舞伎座に行ったのか…、もちろんお目当てがありました。
染五郎さんを見たかったからです。お父さん(幸四郎さん)がまだ染五郎時代、ボクは学生でしたが、散々見させていただきました。でも、社会に出たボクは演劇や音楽とは無縁の経済記者になっていましたから芝居小屋に通うことがなくなりました。大手町を歩きまっていたのです。

それはそれでよかったのですが、自分では気づかなかったのですが、心がパサパサしていたようです…。ときどき、映画を見たりしてはいましたが、学生時代のような観劇後の話し相手はいませんでしたから…。

こうして、一日中歌舞伎座にいるという贅沢は実ははじめて、です。それも、ひとりでのんびりと芝居見物ができるなんて、最高。新しくなった歌舞伎座の館内見物も又、楽しいひととき。


さて。
肝心のお芝居です。今回『仮名手本忠臣蔵』ですから、歌舞伎界オールスターの共演が最大の楽しみです。松本幸四郎さんはじめ、坂東玉三郎さんに中村七之助さん、市川海老蔵さんに市川高麗蔵さんと尾上菊之助さん…そして、市川染五郎さん。中村獅童さんも忘れてはいけません。とにかく豪華メンバー。映画界でも歌舞伎界に習ってか、「忠臣蔵」はオールスターで撮影してました。
現在の歌舞伎座は2000人程度の集客が出来ます。我が国民間芝居小屋としては、最大級でしょう。

こんなドでかい広さの空間なのに、歌舞伎役者さんは全員が「ナマ声」だっていうことを知っているお客様は案外少ないようです。
ボクが学生時代、染五郎さんのおとうさんが「ラマンチャの男」を「ナマ声」で演じていた舞台を見たものです。まあ、あの頃どんな小劇団でも「ナマ声」がふつうだった…と、記憶しています。
いまは、なんでもかんでもカラオケみたいにマイクを握って、あるいは顔にマイクつけて歌ったり台詞を言ったりするのがふつうのようですが、ボクは勘弁して欲しい。
先日も、70人程度で超満員になるほど息苦しい空間で知り合いがコンサートをするので見に行ってきました。音楽を楽しむには、あまりにも無理な小さな空間でしたが、そんな狭い中でマイクを使って音響設備まで入れてましたから、うるさくて…。

ボクの舞台は1年に1回だけ。それでも、12年目になりました。未だに「ナマ声」「ナマ音」の「カラ舞台」でとおしています。このアイディアの元になったのが、学生時代から見てきた歌舞伎だったのでは、と改めて先日の歌舞伎見物で思いあたりました。

いい日、でした。


…まさみ…
by masami-ny55 | 2013-12-23 10:23 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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