カンアンリでの雑談

夕食は久しぶりに焼き肉屋さんにしました。
釜山での生活にもすっかり慣れて、お店のご主人もボクの顔を覚えてくれるほど「行きつけのお店」になった。そのお店で待ち合わせて、韓国の青年たちとおしゃべりの始まりです。いろいろ…と。

話が弾むので、広安里の浜辺にあるカフェに移動します。風が冷たかった。今日、デパートで日本のお土産を買い込んだが、そのとき「冬ソナ」に登場している長いマフラーが欲しくて買いましたが、それがここで生きた。首の周りがあたたかい。

さて。
ふたりの青年は女性。韓国の大学生です。英語学部とビジネス学部の学生だった。
ふたりはわずか三年程度しか勉強していないはずなのに、とても日本語が上手で、将来の夢を訊ねると日本語で応えてくれる。韓国女性の平均的しあわせ観も日本語で語ってくれた。なので話は弾んで、恋愛事情から卒業後の進路まで話は広がっていきました。すっかり記者に戻ったように取材していたボク…。

感じたことがあった。
それは、日本の平和社会はきっと彼ら韓国の青年たちには眩しいほどの光として感じているのだろうということです。
仲間たちが軍隊に二年間もの長い間、徴兵制度で自由を失う自国の現状に加えて、「個人能力」ということばで子どもの頃から競り合う韓国の社会環境と比較して、基本的に「チーム力」に重きを置く日本社会は、彼ら青年たちにはあこがれの国なのでしょう…。文化の高さと技術力の向上を平和の中でいとなんでいる日本が不思議に見えるようでした。上場企業に就職したら、業種が違っていても初任給はさほどの違いがないとの日本経済界には驚嘆していました。また、出身大学の違いで出世に差は生じないことにも驚きの顔を見せていました。また、女性の立場が企業差はあるものの概して男子との給与所得でさほどの差がないことにも驚きの様子でした。
とくに、日本企業での「出産休暇制度」には感心と同様にうらやましく感じていた様子です。

戦うこと、競い合うことが当たり前の生活環境と、平和の中で共存して生きる日本の女性たちの人生設計とはおのずと、その行き先も違ってくるのは当然です。
日本国憲法の前文を聞かせてあげたかったほどです。

平和を維持する努力は、戦いを起こす武力より強固でなくては困難な道です。
それを1945年から65年以上も続けている日本。そして、日本の青年たちの自由な生活ぶりは韓国の青年たちにはまさに夢の国に見えるはずです。

企業に入社してもまだ個人の競争を強いる韓国社会。一方で、個人的なスタンドプレーを排除して「チーム力」で業績を向上する日本企業の伝統もまた、彼はうらやましさを感じたようです。やはりどこの国の人たちも「競い合う」ことは好ましくないと感じているのでしょう。
現在のような大型カフェの出店はここ五,六年前から。1998年の「ネット教育奨励制度」から、韓国では独特の「ネット社会」が構築された。ふたりの女性たちは、「あれから韓国の自由さが始まったように感じます」と。だとしたら、民主的自由さはまだ15年程度しか経っていないのかもしれない…。
「自由」の質と量の違いも感じます。さらには、「責任」ということばが浮かんできます。「責任」とは、人間の成長と似ています。そして、国の成長にもそれと同様に感じます。

幻想ではなくて、現実をどれほど受容しているかが「責任」の範囲を測定します。日本が65年間も費やして継続している「平和」は、なんと誇らしいものかと韓国の青年たちと話していて感じたものです。

若者はどこの国でも「宝」です。希望の象徴、です。アメリカで起きた銃撃事件でようやく銃規制法案が本格的に動き出しました。「宝」が何かを知っている大国だからです。
国民主権の原点は「子どもたちの未来」が、安全であり、共有された環境であること。希望が常に自分の足下にあるということではないかな、と彼らとの雑談でそう感じました。

また、彼らと会います。
会う約束をしました…。その日がまた楽しみです。


…まさみ…
by masami-ny55 | 2012-12-19 01:51 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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