ともに勝つ?

最近になって、こんな言葉を聞く…
「ともに勝ちましょう!」
ビジネスの会合でも、こんな言葉で演説している人を見かけたりもした。あたかも、カッコいいだろう! と、言わんばかりの演説だが…

私には、さっぱり意味がわからない。
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勝つ。克つ…。
んーーー、難しい。
なぜ、ビジネスの世界で「ともに勝ちましょう」と言えるのだろうか?

勝つ、とは「うまくいく」という言語的表現だ。
あるいは、「負け」が存在しないと「勝ち」が存在しない。まあ、勝ち負け、のこと。
スポーツの本質は、競い合うのだから、勝ち負けゲームに他ならない。したがって、スポーツの世界では「ともに」は勝てない。どちらかがうまくいき、どちらかがうまくいかない。欲しい結果はどちらか片方、ということになる。

ビジネスとて同様。出来るだけ、原材料は安い方がいい。安い原材料を提供できる組織が「勝つ」。加工会社、メーカーも同様だ。出来るだけ工賃は抑えたい。そして、流通では少しでも利幅をふくらませたい…どこかで、その歪みが生じているはずだ。
ということは、この行程でどこかの担当部門が必ず「うまくいかない」グループが出る。で、「借り」を創る。それが商業という経済組織である。
極端な言い方をすれば、10で仕入れて、200で売ろうと10000で捌こうとも、お構いなしである。
と言うことは、誰かが多く支払っている…それが商業主義の本質のはずだ。
この経済界のどこに、「ともに勝ちましょう!」なとど言えるゲームが存在しているのか…あり得ない。どこかが、嘘っぽい。

マネーゲーム、経済界の中では、「ともに」は、うまくいかないのである。だれかが、どこかで「損」もしくは「借り」、犠牲になってしまうのだから。競い合う本質の場では、「ともに」は、勝てない。にもかかわらず、
「ともに勝ちましょう!」
と、商店街の集会などで演説している人こそ、「うまくいっていない人」と言えるのではなかろうか…

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しかし、単純に人間関係、となると話は俄然違ってくる。
ふだんから、自分を取り巻く人たちに対してどんな言葉を多用しているのか…自分の使っている言葉に意識がさほどないのでは。
職場の人たちに対して、自分はどんな態度でどんな言葉を多用しているのか。そして、その訳は? と、なるとけっこう答えに詰まってしまう人が多いのではなかろうか。
友だちと言っても、せいぜい飲みに行く人とかコ博打の付き合いをしてくれる人。もしくは、自分にとって都合のいい人…などを友だち、と呼んでいたりはしないだろうか。友だちの概念も曖昧だったり…

自分をよく見せたい、自分を守りたい。自分の主張を押し通したい。自分は動かないが、人の批判や文句はお得意…
そんな生き方をしている人も又、いる。
「あんな人にはなりたくない」
と、批判しているけれど、自分の生きる目的はない、なんて人もいたりする。
「うまくいってない」

言葉は力。継続する人生の中で、変化させる力をパワーと言っていたはずだ。
人間は成長していいとボクは思う。こう言うボクだって変化していい。

覚えてきた言葉を使うのではなくて、「生きている言葉」を自分の言葉にしたいものだ。
いま、なにを感じて、なにを思い、どう振る舞っているのか…それをどんな言葉にして、人とかかわっているのか。
実はここが、おもしろいとボクは思う。
なぜなら、ここにその人の人生そのものが顕れるのだから…
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…まさみ…
by masami-ny55 | 2005-11-11 19:01 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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