昨日20年の旅が終わり、今日は「新たな旅立ちの日」

明後日から、また韓国へ。これで、ほぼ隔週、続けに釜山に行っている。気になる航空運賃だが、案外この額なら東京-大阪間往復より低額だ。

おかしな話しだが、外国に行くたびに痛感する。日本って交通費がなぜこれほど高額なんだろう? これでは観光客は、たまったものではないだろう。ボクはさほど乗らないが、タクシーの初乗りが710円とは。いやいや交通費だけに限らない。公共料金自体が日本は高額すぎはしないか、とさえ思う。釜山でも、ニューヨークに行っても…。これでは諸外国の人たちからは「日本は愉しめない」と言われそうで寂しくなる。

釜山では、というより韓国全域だろうがタクシー料金は大変にお安い。街にあるガソリン代を注意して観察したけれど、日本より2割弱高いのだ。でも、料金は圧倒的にお安い。
例えば、釜山の飛行場から広安里海岸までのおよそ1時間、乗りっぱなしで日本円に換算しても2000円程度。これが日本だったら、ここ板橋のアパートから春日の事務所まで、2000円では行けない。
公共の乗り物、例えばバス、電車、地下鉄などは100円程度。上手に乗れば、いくらでも乗り換えが無料で出来る。そのせいか、地元では現金は使っていない。日本で言う「ぱすぽ」みたいなものを使う。これを使うと、乗り換えは無料になる。とにかく日本は公共料金が、高い。ニューヨークでさえ、飛行場からシティまで、確か30ドルの一律だったはずだ。

釜山。
ボクはこの土地で感じたのは、「新婚旅行には最適だろうなぁ…」である。
ボクはまだ行ったことはないが、韓国の歴史が詰まっている慶州。日本では、どうだろう、京都や奈良という土地柄だろうか…。もうひとつ、世界遺産・済州島まで飛行機でおよそ40分、間近の都市でもある。しかも、5000円程度の飛行機賃で間に合うし、その場でエアバスのようにチケットは買える。
釜山-慶州-釜山-済州島-釜山
なんてコースも、楽しいだろうと思う。1週間もあれば十分すぎるほど満喫できる。

釜山で生活をしている人たちは、釜山の素晴らしさを知らないんだと思う。ボクが渋谷生まれの渋谷育ちだから、都会のよさを知らなかったように。山あり、海あり、街あり…。クルマを15分程度走らせれば、たちまち窓外の光景は変色していく…。天候が良い日はなおさらだ。
浜辺を歩き、海岸線に立ち並ぶそう高くないビルにあるカフェからは広がる日本海が一望できる。コーヒーの味は、片目を閉じて飲むことにしても窓外の味だけは日本のどこに行っても味わえまい。
昔々のこと、まだ日本が日本ではなかったヤマトの頃、このあたりの港から対馬を経て大陸の文化が伝わった…、人が生きて、文化を持ち込む…日本はそんな文化から建国していった昔の物語… なんて、思いをはせるコーヒーの味はとてもとても日本では味わうことが出来まい。ボクが見つけたカフェ。日本から来たらまずは、みんなに紹介したいカフェだ。「窓側に座っちゃえ!」って。

釜山の街にはそれぞれ顔がある。
例えば、観光客が多い、と言ってもソウルほどではないたろうが、ナンポドン。ここは買い物客も楽しめるが、高台にはタワーが見える。そこまで歩くとおもしろい。きっと由緒あるお寺なんだろうが、ボクはそれは知らない。登り詰めると、年輩者のカップルが大勢いて、なんか体操みたいなことをしている。座禅をくみ、瞑想をしておられる人たちもいる…。野外なのに。ここは韓国か中国か…見ていて、全然飽きない。「なにしてだろ…」。デカイ銅像は、鎧を纏った韓国の英雄。誰?だろうか。
夕方になると、屋台が美しい。その長い列は釜山ならではの詩情さえ感じる。こんな屋台の行列を眺めながら、ときどき買い食いなんかしたりして…、これって、新婚さんなら絶対ハッピー感満点でしょ。
ボクは日本から来た友だちには、絶対絶対、この屋台行列に参加させる。ポケットに1000オン札を10枚くらい入れとけ!って、命じる。買い食いするため、である。
お土産は、必ず「ごまの油の瓶詰め」にしろ、と命じるだろう。「韓国製のごまの油にせい!」と。これは、韓国では珍しいほど「高価」だ。中国産のごまの油の瓶なら、「700円程度」。たしかにこっちもうまい。しかし、地元韓国のごまの瓶は「2000円程度」だが、透明感がまったく違う。香りは絶対に韓国製の圧倒的勝利。これで野菜炒めなんぞ日本で創ってみたまえ。そんじょそこらの中華料理店も顔負けの味が完成しますぞ。ボク? まだ買ってない。みんなと一緒に買うことにしてるので…。
ケジャンを喰え! 蟹のこと。いいから食してみたまえ。蟹のお刺身です。食べ過ぎると、ボクみたいに、ちと、ナニが近くなるが…。ケジャンはここ釜山では「常備食」とか。コース料理を頼むと、小鉢がたくさん出てくるが、このケジャンが出てくる場合もあるのだ! 蟹さんが韓国醤油に浸かってるのだ。その蟹さんを、ちと、ナニだがハサミで真半分にカット。カットした側面に口を持って行き、すするように食べるのが地元の食べ方なのだ。コレを新婚さんでやってみ。女性がカットしてくれた蟹さんを、ハイまさみさん、おいしいでしょ…なんて言われてみぃ、うんおいしいよぉ~、と言うしかないでしょ。ほんと、美味いんだって、さ。ご飯がもっともっと食べたくなると言う実に不思議な食べ物、ケジャンなのだ。こんな蟹料理は日本では食べられません。そもそも、この蟹がいないでしょ。

カフェ好きのボクには、釜山は天国。ただし、コーヒーだけは韓国では最近の飲み物らしく、他の食品に比べると、ちと、高めかな。といったところで、500円程度だが。いろいろ、特徴的なお店がある…。もの凄く高級感漂うお店から、代官山的カフェ、店長の趣味で創ったようなこぎれいなお店など、色とりどり。ただし、だ。なんで韓国の茶店は禁煙なんだぁ? あれ、なんとかして欲しい。神保町的茶店に出逢ったことはないのが残念。ニューヨークなら話しは別だが、釜山でしょ…頼むよ、ダメ?
次いでだが、喫煙OKのお店はカフェはじめ、食事するお店では、まずない。禁煙、です。
コレって、新婚さん用って感じがしませんか? 釜山ですよ、釜山。なのに、…あああ、喫煙者はいまや釜山でも迫害されるのです。そのせいか、ナンポドンは各お店の前はみんなで掃除しているらしく、とても綺麗になっています。お客さんを歓迎しているように映ります。

西面は下町的感覚かな。ここでは、ボク推薦ナンバー1の「グクス」を食べろ。いいから、食べて。
なにか言うと、日本で言う「手打ちうどん」みたいなのである。店先で料理しているから、湯気が舗道にまで立ち上っている。
金属製のどんぶりが数個店先に並び、おばさんはだし汁を勝手な量だけ気ままにその中にお玉で注ぐ。店先に置かれた釜で湯がいた手打ちグクス(うどんみたい)が湯気とともにどんぶりに入る…、次に叔母さんは、薬味の数々を自由に、そして勝手に素手でどんぶりの上から、ちらしていく…。あたかも、たこ焼きの具をいれる屋台のオッサン的手つきが続くのだ。なので、そうとう、味が偏る。ハッパが多めになる場合もあるし、その逆もある。
ボクはこの味に魅了され、釜山滞在中、2回もここに足を運んだほどである。
お値段? 300円! どうです、驚きましたか? 食べ終わると帰り際、なんか言ってくれているが韓国語の挨拶なので、わかんないけど、この挨拶が事務的なのがいいのだ。常連さん扱いされた感じが快いのだ。西面はナンポドンに比べると観光客の姿はほとんどない。明るいが、騒々しさは感じない。カフェも物静かな店が多い。

書きすぎた。

昨日でボクの20年ほど続けてきた仕事は、終わった。この間、1万4千人の人たちと出逢った。
今日からは、まったく新たな「物語」を書く。続けてきた仕事をこんな気持ちで終えられたのは、韓国との出逢いがあったから…。それは間違いない。
しかも、釜山でボクの授業が出来る。遠い昔かつて、日本がお世話になったであろう幻想的な港・釜山で、ボクはそこに住む青年たちを相手に、「ことばたち」の授業をする。すでに申込者もいる。

これからまた、ボクの新しい旅が始まる。
どんな人々と出逢うんだろうか…。


…まさみ…
by masami-ny55 | 2012-03-06 11:33 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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