韓国ドラマの女優チェ・ジンシルさん

ここ数年、楽しみと言えば「韓国ドラマ」を見比べること。
すっかりツタヤのお得意様になっています。「今日のは駄作だねぇ」「これ、いい!」勝手に評価しては友達との話題でネタにしています。
昨年は「朱蒙」にはじまり、「薯童謡」や「テジョヨン」の超長編時代劇を追いかけたりもしました。しかし、長かった…なあ。板橋のツタヤではすっかり顔なじみになって店員さんも「今晩もまた来ましたね」って顔してくれる。
借りてばかりでは悲しくなり、手元に置きたい作品は秋葉原の馴染み店で購入して、このアパートには韓国超長編時代劇がボックスごと棚に勢揃いしていく…。
もちろん、「冬のソナタ」はじめ現代作品もずらりと。我ながら感心しています。韓国ドラマばかり見ているのは、最近欧米のいい作品が日本に来なくなったせいです。話題性と若い人たちが見る映画ばかりが目立つ。

そして最近は時代劇は見飽きて、また現代劇を見ています。ツタヤの棚の前でウロウロしながら、解説を読む。韓国ドラマは異常な展開が特徴。突然兄弟だったとか、昔の恋人だったとか…は、当たり前のように物語に入り込んでくる。だからドロドロして、見ていない人に「このドラマはねぇ」と説明するのが困難である。
また、「あたり、はずれ」があるのもまた韓国ドラマ。なのでツタヤでは、まず1、2枚だけ借りてくる。ダメだ、と失望した作品もかなりあったから。

さてさて。つい最近のこと。
「ラストスキャンダル」を見終わった。チェ・ジンシルという女優さんが可笑しくて笑い転げました。
物語としてはまあ、どこにでもある典型的なシンデレラストリー。チェ・ジンシルさんは、ものすごいブスで登場する。ヘアスタイルがスゴイ、というか小汚いのだ。あげく、黒縁めがねで…。チェ・ジンシルさんをボクは初めてこのドラマで見たので過去の作品はまったく知りません。
「まさかこの人が主役ってことないだろう…」って思いながら、はやくヒロイン出てこないかなと期待して見ていました。しかし、だんだん小汚いチェ・ジンシルさんに見慣れてくる。この慣れが恐ろしい。小汚いはずのチェ・ジンシルさんが「もしかして、この女優さん。めがねをはずしたらかわいいかも…」と思わせるから韓国ドラマって不思議です。

そもそもこのドラマを借りてみる気になったのは、表紙が派手だったから。ラブコメなのはわかっていましたが…。表紙に登場している女優さんがなかなか出てこない。やがて物語は展開して、チェ・ジンシルさんのめがねがなくなり、ヘアスタイルもボク好みのショートに。「あら?! かわいいじゃん、この女優」と叫んでしまった。そんなに大柄ではなくて、小動物系に見えるチェ・ジンシルさん。全くもってボクには個人的に好きなタイプの女性です。ハリウッドのメグが演じたキャスリーンのキャラクターにも彼女は似ています。すっかり気に入ったから、いつもの秋葉原店に電話して「買う!」といったら、「全店、売り切れてます」と言う。「なんでよぉ」と事情聞いたら…。

知らなかった。
チェ・ジンシルさんは亡くなっていたのです。それも40歳前の若さで…。
原因はネットでの個人的な誹謗中傷記事を苦にした自殺だったとか。しかもこういうことはチェ・ジンシルさんの身の上だけに起きたことではなくて、ネット上での誹謗中傷から自殺者が多い、とのこと。韓国ではネット社会というほどインターネットによる情報が氾濫しているそうです。チェ・ジンシルさんのようなベテラン女優さんでもこれには耐えられなかったということなのでしょう。

んーー。
芸術活動をする人にとって、誹謗中傷は宿命とも言えますが、それにしても原因がほんとうにネットによるものだったとしたら…。悲しすぎです。
書き込む人は「無記名」であり、責任を取らなくて済む立場でいる。書かれた人の気持ちがどうなるか、わかっているはず。いたずらです、ではすまない。
ボクの友達のなかにも、ネットで誹謗中傷を書かれて仕事が低迷してしまった人がいます。生活権を奪われたともいます。見ず知らずの個人、または団体、企業に対して誹謗中傷はいけません。
言論の自由という意味は、なんでもかんでも言いたい放題、書きたい放題という意味ではありませんよ。相手の立場を尊重していればこそ、論戦できる。

最近、日本経済を代表する企業が話題になっています。その企業は、年間800億円の広告宣伝費を使っています。つまり、この巨額なお金はすべてマスコミに流れています。日に換算したら、1日2億円以上がこの企業の広告費です。お金と政治、とマスコミは取りざたしていますが、もうひとつ隠れた存在はこうした各企業からマスコミに流れていく巨額なお金があります。お金とマスコミ、の関係もまた事実でしょう。放送界はじめマスメディアは各企業の「商品の良さ」と「イメージアップ」を流し続けます。
もちろん、ネットでも。ボクの知り合いの大手出版社役員が「数年前からインターネットへの広告費が増加している。出版社が大変なのは、それだよ」と。

現代ではいかに、PCが普及しているか、その証明です。だからこそ、ボクたちはこの「ただの鉄の箱」に正しい人格を持たせないと…。人と人のコミュニケーションが破壊されていくのがボクは恐ろしくなります。昔、電話会社の広告コピーにこんなものがありました。
「一番いいことは人が人と出逢って話すこと。2番目は電話です」と。
ボクも、そう思う…。

チェ・ジンシルさんのような人を二度と出さない為にも…。


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by masami-ny55 | 2010-02-05 23:10 | 日記


東京の日常生活と、仲間たちとの交遊録


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